キャッシュレスが進むイギリス

イギリスでは近年、街の目抜き通り(ハイストリート)から、これまであった銀行がどんどん消えています。調査では2010年以来、6000軒の銀行が閉鎖されたとの報告が出ています。

当ゲストハウスの付近でも、グレート・ポートランド・ストリートに3軒あった銀行が全て姿を消してしまいましたし、ユーストン・ロードにあったATM併設の小さな銀行もいつの間にかなくなってしまいました。銀行だけでなくATMもかなり減ってきているのが現状です。

HSBC

この背景には、オンライン・バンキングの普及が挙げられます。銀行にわざわざ出向く必要がなくなり利用者の数も減ったせいで、銀行が窓口を閉じてしまうという事です。

銀行がなくなり、ATMも少なくなってきたのと同時に、イギリスではますますカード社会、キャッシュレスが進んでいます。2007年に、デビットカードやクレジットカードにコンタクトレスの機能が導入されましたが、暗証番号の入力なしでカードが使えるという画期的なものでした。1回30ポンドと上限はありますが、カードを機械にタッチするだけで支払いが完了するので、時間がかからずとても便利になりました。スーパーマーケットやデパートなどはもちろん、バスや地下鉄でも使えます。

コンタクトレス

カフェなど少額でもカードが使えるのは便利

地下鉄

黄色いマルにカードをタッチするだけ

2006年にはイギリスで62%の人々が、現金での支払いをしていましたが、10年後の2016年には40%、更に10年後の2026年までには21%にも満たないだろうとの予想がUKファイナンスから出されています。

実際に、最近は多くの人が現金を持って出歩かないようで、街のホームレスの人々も昔のように小銭を恵んでくれる人が少なくなって困っているとか。ミュージアムやギャラリーなどは、カードで寄付を募っているところもあります。また、小さな個人商店、カフェ、フリーマーケットなど少額でもカードを使えるので、現金がなくて困ったという場面があまり思い出せないくらいです。

テートモダン

テートモダンでは、コンタクトレスでも寄付できます

でもやっぱり現金を持っていないと不安だと言う旅行者の方は、とても心配になるかもしれませんが、ロンドンの街中や、大手デパートの中には必ず両替所がありますので、ご安心を。

参照サイト

The Guardian | Revealed: Cash eclipsed as Britain turns to digital payments
https://www.theguardian.com/money/2018/feb/19/peak-cash-over-uk-rise-of-debit-cards-unbanked-contactless-payments

BBC | Bank closures:13 million people have lost half of local branches
https://www.bbc.co.uk/news/uk-england-45641217


ゲンダイ・ゲストハウス 管理人プロフィール

職業:ゲストハウス住み込み管理人
出身:東京
在英歴:1994年から

イギリスには当初学生として渡英し、その後、ホテルやケータリングなどのサービス業で仕事をして今に至ります。気がつくと、もう在英20年以上となりました。
イギリスへの思い入れは中学生の頃に読んだ「嵐ヶ丘」「大いなる遺産」がきっかけでしたが、未だにイギリスには期待を裏切られておりません。

1820年に建てられた歴史ある建物で運営されているこのゲストハウスに住み込み、マルチ・カルチャーなロンドンで暮らし、日本からお越しになるお客様のお世話をさせていただく毎日の生活は、飽きることがありません。「管理人」という職を通して色々なお客様にお会いできるのは、まさにのこの仕事の醍醐味です。

イギリスへお越しになる前に、観光の事など何かご質問がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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