イギリスのフルーツのお話 – 追熟と完熟

夏はフルーツのおいしい季節。イギリスでもイチゴ、ブルーベリー、ラズベリー、ブラックカラント、グーズベリーなどのベリー類のほかに、ネクタリン、桃、アプリコット、プラム、チェリーなどなど、色鮮やかなフルーツがスーパーや八百屋に並びます。

最近は、フラットピーチ(ドーナッツピーチ、サタンピーチとも呼ばれています)も人気で、一般的になりました。

Tesco

テスコのフルーツ売り場

スーパーの多くの果物はプラスチック容器に入って売られていますが(プラスチックごみとして問題になっています)、くれぐれも購入してからすぐには召し上がらないでください。

ゲストハウスのお客様で、ネクタリンやピーチなどを購入してすぐに食べ、ガリガリして硬くてまずいからか、ゴミ箱に捨ててあるケースが見られます。

日本では、店頭に並んでいるものは、基本的にすぐに食べられるものがほとんどかと思いますが、イギリスのスーパーではまだ熟れていないものも多いのです。

よく見ると「Ripen at home」などと注意書きがあります。「熟してから食べてください」という意味です。(Ripe = 熟した、熟れた、完熟の、完熟した)

桃

「Ripen at home」という表示

ピーチ

「Home Ripening Peaches」との表示。すぐには食べられません。

Ripen in the Fruit Bowl

テスコのネクタリンには「Ripen in the Fruit Bowl」の表示

購入した時には硬いフルーツを常温で保存、いつしかほんのり甘い香りがするようになり、果肉も柔らかくなったら熟したというサインです。ものにもよりますが、大体3〜4日でしょうか。食べ頃になったら冷蔵庫で冷やしてから食べると、とてもジューシーで甘くて美味しいですよ。

夏もピークを過ぎてくると、だんだん完熟の果物も店頭に並ぶようになります。「Keep in the Fridge」「Ready to eat」などと書いてあり、すぐに食べられるものです。

ネクタリン

左上に「Refrigerate Me」冷蔵庫に入れて、という表示があります。すぐに食べられます。

Keep in the fridge Peaches

Perfectly Ripe 完熟ピーチ。「Keep in the Fridge」冷蔵庫で保存して、という表示

そんな理由からか、バナナも青くて熟れていないものから黄色くなって直ぐに食べられるものまで幅広く売られています。ちなみに青いバナナやまだあまり熟れていないバナナは、絶対に冷蔵庫に入れないように。皮が黒くなって、熟れなくなってしまうらしいです。

バナナ売り場

M&Sのバナナ売り場

一方、八百屋さんやマーケットのストールで売られているものは、すぐに食べられるものが多いように思います。すぐに食べたいときには、そちらで買ってみるのがいいでしょう。

イギリスの八百屋さん

ローカルな八百屋さん


ゲンダイ・ゲストハウス 管理人プロフィール

職業:ゲストハウス住み込み管理人
出身:東京
在英歴:1994年から

イギリスには当初学生として渡英し、その後、ホテルやケータリングなどのサービス業で仕事をして今に至ります。気がつくと、もう在英20年以上となりました。
イギリスへの思い入れは中学生の頃に読んだ「嵐ヶ丘」「大いなる遺産」がきっかけでしたが、未だにイギリスには期待を裏切られておりません。

1820年に建てられた歴史ある建物で運営されているこのゲストハウスに住み込み、マルチ・カルチャーなロンドンで暮らし、日本からお越しになるお客様のお世話をさせていただく毎日の生活は、飽きることがありません。「管理人」という職を通して色々なお客様にお会いできるのは、まさにのこの仕事の醍醐味です。

イギリスへお越しになる前に、観光の事など何かご質問がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

トライフル – スーパーで買えるイギリスのデザート

皆さま、トライフルと言うイギリスのデザートをご存知でしょうか?

底の部分にフルーツ・ゼリーとフルーツ(いちご、ラズベリーなど)が敷き詰められ、その上にジュースやシェリーなどのアルコールに浸されたスポンジ、そしてカスタード、一番上に生クリームが乗ったものですが、この組み合わせが意外に美味しく、ペロリと食べられてしまいます。

トライフル

スーパーのM&S。シェリー入り、アルコールなしなど種類豊富

トライフル

M&Sのフルーツ・トライフル

学生の頃にホームステイをした家庭で、よく出されるデザートのひとつで、当時のランドレディからトライフルはイギリスの代表的なデザートだと聞かされました。

また、この「トライフル(Trifle)」と言う英単語には価値のないもの、つまらないものと言う意味があり、このデザートはそれ程見た目には華やかで目を引くものでもないので、そう言う風に呼ばれているのかもしれないと言われたのをよく覚えています。(真偽のほどはわかりませんが…)

スーパーでは大きなボールに入ったものから、ひとり用のものまで売っていますのでぜひお試しください!

また比較的簡単に作れますので、ご自身でフルーツの部分を変えたりして、いろいろと作ってみるのも良いかもしれませんね。

トライフル

M&Sのフルーツ・トライフル。酸味もあってさっぱりタイプ

トライフル

スーパーのセインズベリーズのストリベリー・トライフル

● トライフルの由来など
http://www.news-digest.co.uk/news/gourmet/british-food-and-sweets/14004-trifle.html

● 英語のレシピ
https://www.thespruceeats.com/traditional-english-trifle-recipe-435147


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コーニッシュ・パスティ – 気軽に試せるイギリスの食べ物

今回はスーパーなどで簡単に買えるイギリスらしい食べ物「コーニッシュ・パスティ(Cornish Pasty)」を紹介します。ご滞在の短い観光客の方にもおすすめです。

サクサクのパイ生地の中に牛ひき肉、スウィード(カブの一種)、玉ねぎ、ジャガイモが入った素朴なものですが、名前のとおり、イギリスの南西部コーンウォール地方の名物です。

コーニッシュ・パスティ

牛肉、タマネギ、スウィードが入っています

今では「The Cornish Pasty Association」なる団体があり、伝統的なレシピで、なおかつコンウォールで作られたもの以外はコーニッシュ・パスティと呼んではいけないことに法で決まっているそうです。

コーニッシュ・パスティは、古くは13世紀頃にお金持ちや貴族の食べ物とされていて、中に入るお肉も牛の他にラム、鹿肉など様々だったようですが、17、8世紀に入り、地元の炭鉱夫の食べ物として一般的になったということです。その頃は庶民にはお肉は高価なものだったので、中に入る具材は主に野菜が中心だったようです。

スーパーで売っているものはそのまま冷たいままでも大丈夫ですし、オーブンか電子レンジで温めて食べると、さらにおいしくなります。これに野菜サラダでも添えれば、かなりお腹一杯になりますよ。

こちらは大手スーパー、セインズベリーズに売っているギンスターズのパスティ。£1.65。大きくてかなり食べ応えがあります。

コーニッシュ・パスティ

セインズベリーズで売っているギンスターズのパスティ

こちらはスーパーのウェイトローズのもの。£2.19と少し高いですが、お肉もたっぷりでとてもおいしいくて、おすすめです。

ウェイトローズのコーニッシュ・パスティ

コーニッシュ・パスティ

コーニッシュ・パスティの中身

お肉たっぷり

駅の売店でも見かけます。こちらは、リバプール駅構内のパスティ・ショップ「The Pasty Shop」。少し割高ですが、味は悪くなかったです。またトラディショナルなコーニッシュ・パスティの他、オニオン&チーズやマッシュルーム&チーズ、ヴェジタリアン用などもあります。サンドイッチに飽きた方、旅のお供に車中で食べるのにも良いですね。

The Pasty Shop

The Pasty Shop

味はいたってシンプルな塩コショウなので、どのメーカーでもあまりハズレはなさそうな気がします。冷たいサンドイッチに飽きたら、温かいコーニッシュ・パスティを、ぜひ一度お試しくださいね!

英国の口福を探して – コーニッシュ・パスティ Cornish Pasty
http://www.news-digest.co.uk/news/gourmet/british-food-and-sweets/14652-cornish-pasty.html


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