ジェーン・オースティンの新10ポンド札

ここのところ頻繁にお札やコインの変わるイギリスですが、9月14日には新しい10ポンド札がお目見えしますのでご紹介します。

新しい10ポンド札は15%ほど小さくなり、5ポンド札と同じ素材のポリマーというプラスティック製で、しわになりにくく、破れにくく耐久性があるそうです。

実は5ポンド札が出たときに、原料の一部に動物性油脂を含んでいるため、動物愛護やヴィーガン(菜食主義)の人々が抗議して、署名運動まで起こりました。とてもイギリスらしい話ですね。イングランド銀行側は今後は、動物油脂の入っていない原料でお札を作ることを検討中だそうですが、実現可能かどうかはまだ発表されておりません。

新10ポンド札の裏の絵はチャールズ・ダーウィンから、「高慢と偏見」(Pride and Prejudice、「自負と偏見」という訳もあります)でも有名な英国の作家ジェーン・オースティンに変わります。点字も施され、羽ペンの絵柄がお札の向きで紫からオレンジ色に変わったり、ホログラムの王冠が3Dになっていて、マルチカラーになったりと偽造しにくいように最新の技術を用いたたくさんの工夫が凝らされています。また透かしのところにあるオースティンの眠るウィンチェスター大聖堂の絵は正面がゴールド、裏側はシルバーになっているようです。

オースティンの肖像画は彼女のお姉さんが描いたスケッチを元に後に甥が絵描きに描かせたもので、背景にはお兄さんの住んでいたお屋敷のゴッドマーシャム・パークが描かれていますが、このお屋敷にオースティンはよく遊びに行って、そこで幾つかの小説のインスピレーションを得たとのことです。

Jane Austine

ジェーン・オースティンの肖像画

チャールズ・ダーウィンが描かれた古い10ポンド紙幣は、2018年春頃に市場から徐々に姿を消していきます(正確な日にちは、3ヶ月前には発表になるそうです)。皆様、なるべく古い方のお札は使い切ってご帰国くださいませ。

チャールズ・ダーウィンの旧10ポンド札

ダーウィンが描かれた旧10ポンド紙幣は使い切ってご帰国ください

ちなみに20ポンド札は2020年にポリマーに変わる予定です。

参考リンク「没後200周年・新10ポンド札の顔になったジェーン・オースティン」
http://www.news-digest.co.uk/news/features/16579-jane-austen-200th-anniversary.html


ゲンダイ・ゲストハウス 管理人プロフィール

職業:ゲストハウス住み込み管理人
出身:東京
在英歴:1994年から

イギリスには当初学生として渡英し、その後、ホテルやケータリングなどのサービス業で仕事をして今に至ります。気がつくと、もう在英20年以上となりました。
イギリスへの思い入れは中学生の頃に読んだ「嵐ヶ丘」「大いなる遺産」がきっかけでしたが、未だにイギリスには期待を裏切られておりません。

1820年に建てられた歴史ある建物で運営されているこのゲストハウスに住み込み、マルチ・カルチャーなロンドンで暮らし、日本からお越しになるお客様のお世話をさせていただく毎日の生活は、飽きることがありません。「管理人」という職を通して色々なお客様にお会いできるのは、まさにのこの仕事の醍醐味です。

イギリスへお越しになる前に、観光の事など何かご質問がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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